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インハウスvsフリーランスコンポーザー

February 20, 2017

こんばんは、牧野です。

ようやく少しばかり時間が空いたので

今回はインハウスとフリーランスどっちがいいの?

という事について考えてみたいと思います。

 

その定義は立ち位置によって大きく変わりますし

これをやれば君もゲームミュージックコンポーザーになれる!みたいな

教科書めいたものでも無いです。

(それが明確にあるなら専門学校が全部やってます)

 

 

↑なんか意識高いフリーランスっぽい…。(笑

 

手前味噌ですが、

フリーランス、インハウス2社、自社経営とやり尽くして来ている私の感覚で

ふたつのパターンに分類してしまいます。

 

・インハウス(所属系)コンポーサー

・フリーランス(個人事業・経営者兼も含む)コンポーザー

 

この二種類のコンポーザーにたどり着くには経緯も思考も異なるので、

(肌感覚的にですが)どちらが良いということは無いです。どっちも良いです。

 

なので、それぞれの特徴として差別化して考えてみます。

 

 

■インハウス(所属系)コンポーザーの特徴

・企業規模にもよりますが、とにかくコミュニケーション能力と個性が必要。

 チーム制で制作にあたる事が常なので

 多くの先輩コンポーザーやサウンドデザイナー、

 他業種の様々な思考の人間と協調出来ないと非常にやりにくいです。

 

 タイトルチームと、サウンドチームとで組織軸がふたつあるはずなので

 人間関係に神経をすり減らす事もしばしばです。日本の縮図がここにあります。

 

曲を作る事以外の仕事(勤怠管理、組織貢献、仕様考案、実装、調整、、)など

 めちゃくちゃ多岐に渡ります。

 制作時間は、全体の2〜3割という事もよくあります。

 

 また、偉くなるほど制作から遠のくというジレンマが存在するので

 最初は音作ってただただ楽しい新人たちが、どんどん人員管理やチーム折衝など

 色々な仕事に関わっていく中で、クリエイティブに時間が割けなくなります。

 

・100%倒産しない会社はあり得ないが、

 所属している間は会社が守ってくれるし、メンタルケアや福利厚生など

 社員が安心して働ける環境を与えてくれます。

 

 極論、この仕事やりたくない、できない、なんてワガママも言えちゃうのですが、

 勘違いしないでほしいのは

 会社は社員の自己実現を最も重要視してるわけではないという事ですね。

 

 コレ、結構忘れがちになってしまうのですが

 会社の利益になる事をやるのが社員の第一義ですから

 つべこべ言わず黙ってやれ!という側面も時にあります。

 

 

■フリーランス(経営者兼も含む)コンポーザーの特徴

とにかく不安定で不透明

 やるもやらないも自分の責任ですが、100%クリエイティブしか求められないので

 思考は簡潔で、それ以外の余計な事に頭を働かせる必要がありません。

 

・突出したクリエイティブ能力があれば

 コミュニケーション能力はそこまで要求されないかもしれませんが

 インハウスとは異なる、ビジネス的な感覚が求められてきます。

 

 特にコスト管理は非常に重要で、自分の仕事時間が幾らの利益に相当するのか?を

 常に考える事になります。(ボランティアや、慈善事業でない限り)

 

自己管理の苦しみが付きまといます。

 インハウスだと、組織の誰かがフォローしてくれたり、繁忙期は分担したり出来ますが

 フリーだとすべて自分で解決しないといけません。

 

 ずっと昔、「マネーの虎」という番組で、おにぎり屋を移動販売したいという希望者が

 病気でお店を続けれられなくなった際に、高橋がなり社長が言った言葉

 「病気になる人は経営者になっちゃだめ」という言葉は相当に厳しいものですが、

 真理だと思っています。 

 

上げ始めたらキリがないので、ざっとこんな感じでしょうかね?

 

インハウスコンポーザーは組織内での右往左往に嫌気がさし、

フリーランスに憧れ(というか、岐路に悩む)を抱く人が少なからずいますが

飛び込む前にはホント、立ち止まってよーーく考えてください

絶対に後ろ向きな理由でインハウスを辞めたって絶対いい事ないですよ!

改めて釘刺しておきます。

 

昨今、優秀なコンポーザーは年齢問わず本当に多くなりました。

というより、発信出来る環境がこれ以上ないほど整った現代で

その魅力が一般の方に届きやすくなった、と言うべきかもしれません。

 

 

個人的に理想とするのは、

インハウスの強さと、フリーランスの強さは質が異なるので

その良さや強みを人間性含めてマッチング出来れば最高ですよね。

その精度が高いほど、良い作品につながっていくのではないでしょうか?

 

 

どちらの道も、簡単に入り口に立てるものではありません。

どちらが偉いわけでもありません。

クライアントは立場が上ですが、作品を通じて戦う戦友としては

常に同じ目線でいたいと思っています。

 

これからコンポーザーを目指される方、

岐路に立たれている方の参考になればと思います。

 

ではまた!

 

 

 

 

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