- spinsolfa
NI Thrill対応TouchOSC
前回更新からすっ飛ばしております、。
作曲担当させて頂いたモンスターハンター:ワールド
メインテーマ「星に駆られて」の公開や
ファイナルファンタジー15シリーズにコンポーザーとして加わらせて頂いたり、
登録作家として富沢くんが加入してくれたり。。
今までやってきた事が実を結び始めたと感じています。
これからも精進していきますので、応援して頂ければ嬉しいです!
さて、今年の黒金は個人的に豊作でした。
NativeInstruments Thrillは特に面白いソフトシンセですね。
X-Y座標を用いて音のブレンドを変えていく独特の操作感ですが
どうやってオートメーション描こうかなと考えた挙句、
ipadとTouchOSCを使ってテンプレ作ればいーじゃんという結論に至り
早速作ってみました。

うーん、シンプル。
赤→Vol
黄→Expression
青→Modulation
紫→Pan
そしてグレーがX-Y軸のコントローラです。
それぞれの数字も連動して動きます。(X-Y以外)
PCとの接続、TouchOSCとCubaseの接続がやたら面倒臭かったので忘備録として
手順も書いておきますので、チャレンジする方はご参考に。
*ただしMac版だけです。Windowsは元来よくわかりません。
・必要なもの
TouchOSCアプリ、TouchOSCBridgeとEditor(Mac側)だけ。
信号の流れは
TouchOSC→Bridge(これがMIDIに変換)→DAW
という感じっぽいです。
・ipad(TouchOSC)とMacの相互認識
まずここで挫折しかけました。
Connection画面でMac側・ipad側のIPアドレスを確認。
おかしな数字が入ってたら手入力で直す。
*TouchOSCはなぜかwifi経由でしかMacと繋がりません。
Mac側のwifiもONにしてください。
LANケーブル接続した状態でwifiを入れて認識しました。
TouchOSC側にMacが認識されたらまずはクリアです。
テンプレにはあまりしっくり来るものがないので
Editorでカスタムしていきます。
・Editor画面

全くもってクリエイティブのカケラもない画面です。
右クリックしてメニューを出すと、フェーダー、ロータリー、エンコーダー、ボタン…など
追加する項目が出てきます。
僕がもっとも使う4種(Vol/exp/mod/pan)をフェーダーとロータリーで仕込み、
右側にあるMIDIタブでccナンバーを入れていきます。
*ちなみに、ラベルにccを入れると、そのccが数値で表示できるみたいです。
出来上がったものがこちら。

グリッド線を表示しておくと自動的にハマってくれるので
A型の僕は精神が安定し、作業が楽です。
あとはSyncボタンからipadに落としていきます。
ipadのLayout画面からaddを選ぶだけで完了です。
さあ、これを早速Thrillで使ってグリグリしましょう。
しましょう。
しましょう。。
DAWで認識しない!
なんでや。うーむ。
調べてみること数十分。
ああ、わかった。AuidoMIDIで認識させないといけないのか。

MIDIネットワーク設定に出て来るipadを接続すると、右側のメニューに追加されます。
もし、ここでipadが認識してないなら相互認識がうまくいっていません。
DAW側のインプットが「ネットワークセッション1」もしくはAllになっていれば
TouchOSCからの信号がMIDIとして入ってきます。
Thrill専用コントローラーとしても、汎用的なコントローラーとしても使うことができます。
もちろんオートメーションも残るし遅延も気にならないレベルで実用的です。
どんなもんかは動画を見てみてくださいね。
ではでは。